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>プロ野球の南海(現ソフトバンク)で通算54勝を挙げた渡邉泰輔(わたなべ・たいすけ)さんが20日午前3時53分、敗血症ショックのため福岡県飯塚市の病院で死去した。81歳。福岡県直方市出身。葬儀は21日に家族葬で行った。 > 直方二中から神奈川・慶応高を経て慶大に進学。大学4年時の1964年には東京五輪の公開競技として実施された日本学生選抜―米国学生選抜との試合に土井正三(立大―巨人)、長池徳二(法大―阪急)=後に徳士に改名=らと出場した。同年には東京六大学のリーグ戦で史上初の完全試合も達成した。 > 65年に南海に入団。野村克也とバッテリーを組み、右腕からのパームボールを武器に66年には8完封を含む16勝(7敗)を挙げた。同年の日本シリーズでは王貞治(現ソフトバンク球団会長)や長嶋茂雄(現巨人終身名誉監督)を擁する巨人を相手に4試合に先発し、ONに真っ向勝負を挑んだ。 > 南海一筋でプレーし、72年限りで現役を引退。通算成績は221試合に登板して54勝58敗、防御率3・35。 >https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/808071?rct=sokuhou