映画『花束みたいな恋をした』
『花束みたいな恋をした』は、カルチャーから離れていく若者を描いたホラー映画か? 名無し 05/06 4284983
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映画『花束みたいな恋をした』は一般的にラブストーリーとして捉えられているが、ライター・ブロガーで『ファスト教養』著者のレジー氏は、同作を「ファスト教養」の視点から観ることができるという。小説、映画、音楽から離れた若者は、またカルチャーに戻ってこられるのか。東京女子大学学長で『教養を深める』著者の森本あんり氏と考える。構成:編集部(中西史也)

・カルチャーから一度離れても、また戻ればいい

【森本】レジーさんのご著書『ファスト教養』(集英社新書)に出てくる映画『花束みたいな恋をした』のレジーさんの視点には深く考えさせられました。

主人公の男の子・麦(菅田将暉)が、恋人の絹(有村架純)と当初は互いの好きな映画や小説、音楽といったカルチャーで関係を深めていく。でも二人の生活のために、麦は本来やりたかったイラストレーターではなく営業職を始める。そうすると、すぐに役立つビジネス・自己啓発書を読むばかりでカルチャーへの興味を失い、二人の関係も冷え込んでいく――。

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でもとくに若い人に伝えたいのは、一度カルチャーから離れてもまた戻ってくればいいということです。私も社会人になりたての忙しい時期、仕事に慣れてきて落ち着いてきた時期、子どもができてまた忙しくなった時期というように、カルチャーに接する度合いはライフステージによって波がありますから。

【森本】では『はな恋』の麦も、あそこで終わるのではなくて、やがて時間やお金にゆとりができたら、イラストレーターの仕事を再開して文化の側に戻ってくる道もありえますかね。

【レジー】そういう可能性もあるはずです。「あってほしい」という願望に近いかもしれませんが。

【森本】「麦のイラストへの熱意や能力は、生活が苦しくなったらやめる程度のものにすぎなかった」という見方もありますよね。

【レジー】はい、それもわかります。でも必ずしも仕事ではなくとも、趣味でイラストを描くだけでもいいでしょう。エンタメは本来、自分の生活のどこかにあればいいものですから。

https://shuchi.php.co.jp/article/11013

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