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三牧聖子 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授
アメリカ大統領選で、「リベラルの旗手」と目された民主党候補のカマラ・ハリスが惨敗した。党の再生に向けて、民主党内ではリベラル路線からの脱却が模索されている。これに対して筆者は、ハリスの選挙戦の実態に注目すれば、「リベラルに徹しきれなかったゆえの敗北」という面も強いと指摘。選挙では、気候変動やジェンダー、人権の問題が「票にならない」として後回しにされがちな政治状況など、先に行われた日本の総選挙にも通ずる問題があると考察する。(敬称略)
・トランプ 「民主的勝利」の衝撃
2024年11月5日に投開票が行われたアメリカ大統領選は、共和党候補ドナルド・トランプが民主党候補カマラ・ハリスに大勝した。16年大統領選では、トランプの主要な支持層は白人労働者だったが、今回は白人票を固めた上で、ヒスパニック系やアジア系、黒人などマイノリティーの労働者にも支持を広げた(※1)。
4年前に民主主義を否定した前大統領が、より多くの有権者に支持された―。トランプ再選は、民主党支持者に衝撃をもって受け止められた。
… | 1無題Name名無し 24/11/18(月)20:11:15 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4336978+ハリスは11月6日、ワシントンにある母校ハワード大学で、「敗北を受け入れなければならない。平和的な政権移行を助けるとトランプ氏に伝えた」と述べた。ハリスの姿勢は、20年の選挙で民主党候補ジョー・バイデンの勝利が明らかになった後も、敗北宣言をしなかったトランプと対照的だった。 |
… | 2無題Name名無し 24/11/18(月)20:11:55 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4336979+ハリスは20年の選挙後にトランプがもたらした混乱を絶えず喚起し、選挙の最終盤では、トランプがヒトラーを称賛していたという元側近の証言に言及しながら「民主主義を守るための投票」を訴えたが、有権者には響かなかった。 |
… | 3【東浩紀】「なぜ民主党が嫌われたのか」“保守対リベラル”の図式に生じる地殻変動Name名無し 24/11/18(月)20:34:17 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4336990+・「大衆の怒りの受け皿になれないリベラルは総崩れする」 |
… | 4無題Name名無し 24/11/18(月)20:35:28 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4336994+日本の左翼リベラルにも、同じ現象が起きている。今年7月の東京都知事選では、立憲民主党の参議院議員を辞め、共産党と共闘した蓮舫氏が3位に沈んだ。 |
… | 5無題Name名無し 24/11/18(月)20:35:50 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4336995+これまで知識人、とりわけ左翼は社会運動やNPOといった職業基盤を足場にしてきたが、そうした基盤が実業家を含む別の何かにシフトしているようにも見える。もはや戦略を大きく転換しなければ、リベラルは生き残ることすらできない。 |