レス送信モード |
---|
1965年に暗殺された米国の黒人解放運動指導者マルコムXの娘3人が15日、連邦捜査局(FBI)やニューヨーク市警(NYPD)、中央情報局(CIA)が暗殺を阻止する責任を果たさなかったとして、1億ドル(約154億円)を超える損害賠償金の支払いを求めてニューヨークの連邦地裁に提訴した。
マルコムXは39歳の時、ニューヨークで演説中に黒人イスラム組織「ネーション・オブ・イスラム」のメンバーに射殺された。娘らは、FBIなどが事件の数日前にマルコムXの警護要員を逮捕し、意図的に警備を手薄にさせたと主張している。
暗殺後、殺人罪で3人が起訴され服役したが、2020年配信のドキュメンタリーで捜査に疑問が呈され、検察が再捜査に着手。21年11月、検察は3人のうち無罪を主張してきた2人の起訴を取り下げ有罪判決は破棄された。FBIとNYPDが、無罪に結びついた可能性のある証拠を隠していたことも判明した。 (共同)
https://www.zakzak.co.jp/article/20241118-5TLC23IQ6JKNRO354ZILOAGXOY/