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渋谷のスクランブル交差点の上空に浮かぶキノコ雲──。AR(拡張現実)技術を使い核兵器の脅威を疑似体験できるコンテンツが8月と9月に公開された。アプリが生まれた背景には何があるのか。考案者の中村涼香さんに聞いた。
東京・渋谷。この夏、渋谷駅前のスクランブル交差点に立ちアプリを入れたスマホをビルにかざすと、ビルの向こうに巨大なキノコ雲が浮かび、「核はまた、いつ使われるかわからない。」というメッセージが映し出された。
「日常生活の中で、核兵器の脅威が見えるシーンをつくりたいと思って」
AR(拡張現実)技術を使い核兵器の脅威を疑似体験できる、このコンテンツ「KNOW NUKES(核を知る)」を考案した中村涼香さん(24)は言う。核兵器廃絶に向けた活動に取り組む若者団体「KNOW NUKES TOKYO(ノーニュークストーキョー)」の代表だ。
10月、核廃絶を訴えてきた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞が決まった。ノーベル委員会は被爆者を「歴史の証人」と呼び、自らの体験を語り核兵器使用をタブーとする価値観の確立に大きく貢献したと称えた。
… | 1無題Name名無し 24/11/20(水)18:20:48 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4337657+だが、被爆者の高齢化は進み、平均年齢は85歳超。「被爆者なき世界」は近いうち必ず訪れる。そうした中、核兵器の惨禍を伝え、核廃絶に繋げる活動を行っているのが次の世代を担う若者たちだ。 |