来年1月20日のトランプ米次期大統領の就任で注目されているのが、選挙戦で掲げていた不法移民に対する「米国史上最大の強制送還プログラム」だ。

　就任初日に大統領令を発令し、メキシコとの国境を封鎖した上、数百万人規模の強制送還を宣言するという。トランプ氏は米国が移民らに「侵略」されていると主張し、国境管理の厳格化により「街を救い出す」とほえる。

　米東部ニューヨークで暮らす移民には、「従うほかない」とのあきらめムードも漂う。

　妻（38）と6〜15歳の5人の子どもを抱え、メキシコとの国境を不法越境した中米パナマ出身のアンヘル・マッサさん（39）は1月にニューヨークに来た。自分のように亡命申請した移民らは強制送還の対象にならないと信じているが、「確信はない」と話す。

　「もしチャンスがあれば、ここで人生をやり直したい」。たばこの煙を吐き出しながら穏やかな口調で米国に残る理由を語った。そして、こう言葉をつないだ。

　「でも自分の力ではどうすることもできない。国の決定には誰も逆らえない」【ニューヨーク中村聡也】

https://news.yahoo.co.jp/articles/70fecddd232334547668f6bf25549da960a9d263

　「私たちの運命はもう“彼”の手の中にある」

　摩天楼がそびえ立つ米東部ニューヨーク市のマンハッタン地区。11月7日、大理石修繕の仕事を終え、ヘルメット姿のまま一服していたフリオ・スニャさん（43）は嘆いた。

　「彼」とは前日に米大統領選で当選を確実にした、共和党のトランプ次期大統領のことだ。

・安全な生活求め

　スニャさんは7年前、出身のエクアドルを離れ、チリに移住。妻と飲食店を営んでいた。ところが数年前から地元の犯罪組織による恐喝に苦しむようになった。みかじめ料として月750ドル（約11万7200円）を要求され「稼いでも金が消えた」。

　より安全な場所で家族と暮らしたいと、メキシコ国境を不法に越えて米国に入国。妻（40）と息子（2）と共に1年前にニューヨークにやって来た。

https://mainichi.jp/articles/20241118/k00/00m/030/075000c

>トランプ次期米大統領、非正規移民の強制送還に軍投入と明言
ですが中国のように戦車で踏み潰したりはシませんので無害です。