澤田克己 毎日新聞論説委員 
韓国総選挙は与党大敗 韓国政界が日本と決定的に違うこと 名無し 04/16 4281666
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澤田克己 毎日新聞論説委員

 韓国の総選挙(4月10日)は尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の与党「国民の力」の大敗に終わった。野党だった4年前の前回より獲得議席数を少し増やしたが、この時は新型コロナウイルスの第1波がちょうど収まったという絶妙なタイミングだった。韓国の対応が国際的にも高く評価され、文在寅(ムン・ジェイン)政権に強い追い風が吹いた時期だ。そうした特殊要因がないうえに、与党という立場でここまで負けたのは、やはり歴史的大敗としか言うしかない。

 敗因は、唯我独尊とも言える尹大統領の言動だ。それに加えて、3月に旗揚げしだ国(チョ・グク)元法相の新党が突風を巻き起こした影響を受けた。ただし、尹政権の対日姿勢がこれで大きく変わるとは考えにくい。そうした内容は既に多くのメディアで指摘されているので、ここではいくつか興味深いデータを紹介したい。

・高かった投票率

 まずは全体の結果を確認しよう。小選挙区254、比例46の計300議席が争われた。結果は、国民の力が108、最大野党「共に民主党」が175、比例区だけに候補を立てた祖国革新党が12、その他が5となった。

無題 名無し 04/16 4281667
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 投票率(暫定集計)は67.0%で、民主化から間もない1992年総選挙の71.9%に次ぐ高い水準となった。前回の66.2%よりは0.8ポイント高い。2000年代以降は50%台が珍しくなかったのだが、この2回は高い投票率となった。

 出口調査によると、小選挙区で最大野党「共に民主党」の候補に票を投じた人の4割が比例では祖国革新党に入れた。民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表による強引な党運営に嫌気が差した支持者が棄権に回るのではないかと見られていたが、この層を祖国革新党が掘り起こしたとみられる。接戦の選挙区では、これが決定的な要因になった可能性が高い。

・女性の当選者は20%

 小選挙区の怖さを改めて実感させるのが、与野党の得票率と獲得議席のギャップである。韓国紙「中央日報」によると、全小選挙区での得票を積み上げると民主党50.5%、国民の力45.1%で、その差は5.4ポイントしかなかった。だが、小選挙区での獲得議席数では、民主党161、国民の力90という大差がついた。

https://weekly-economist.mainichi.jp/a...

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