埼玉県川口市に多数居住するク
川口市を舞台に、在日クルド人少女の葛藤を描く│映画「マイスモールランド」 名無し 04/30 4283777
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埼玉県川口市に多数居住するクルド難民と地元住民との軋轢が、ネットでは何度もニュースになっている。

近年、市民からは「治安が悪化している」との訴えが続き「マスコミは実態を報道していない」という批判もある中、クルド人へのヘイトスピーチも拡大しているようだ。さらに、そうした排外主義への抗議行動や告発、クルド難民への理解を呼びかける声も上がっている。クルド難民問題は、これからさらに出てくるであろう、在日外国人と日本人との共生をどう考えるか、という問題にもつながる。

クルド人とはどんな民族か、ざっとおさらいしておこう。

中世から近世にかけてオスマン帝国領内に居住していたクルド人は、第一次世界大戦後、フランスとドイツとロシアが引いた国境線により、トルコ・イラン・イラク・シリアにまたがる広範な地域に散らばることになり、以降、3000万人もの人口がありながら国家を持たない最大の民族となっている。

無題 名無し 04/30 4283778
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20世紀後半にはトルコやイラク内のクルド人の間で分離独立闘争が起こったが、中東をめぐる複雑な国際政治の中、トルコ政府からの迫害を逃れて欧州に流れるクルド難民が増大した。日本においては1990年代以降、工業系の中小企業が多く外国人労働者に寛容だった埼玉県の川口市や蕨市に、多くのクルド人が集まるようになった。現在は約2500人が、それらの地域に暮らすとされている。

各国でクルド人の難民認定が進んでいる中、日本政府は基本的にクルド人の難民申請を受け入れていない(帰国すれば迫害される恐れがあるとして当人が裁判を起こし、難民認定されたのが過去に一件のみ)。就学年齢の子どもがいたり日本人との婚姻などによって在留資格を得るクルド人もいる一方、資格がなければ就労が禁止され、保険証も持てず、移動も制限され、不法残留者として出入国管理施設に収容されるケースもある。資格を失ったまま一時的な「仮放免」状態のクルド人も少なくない。
無題 名無し 04/30 4283779
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川口市で近年多発するクルド人と市民との軋轢には、生活習慣や文化の違いもさることながら、以上のような日本におけるクルド難民の不安定な状況が反映されていると言えるだろう。

・日本で生きるクルド難民を描いた作品

今回取り上げるのは、こうした在日クルド人の問題をクルド人少女の視点から描いた映画『マイスモールランド』(2022)。原作・脚本・監督を務めたのは、イギリス人の父と日本人の母を持つ川和田恵真だ。彼女自身が抱えてきたというアイデンティティの問題を、子ども時代から日本で育った設定のクルド人少女に投影すると共に、日本社会で生きるクルド難民の複雑な立場を浮かび上がらせている。

ここには日本人に加害するクルド人は登場しない。その分、現実に起きている問題に対して甘いという批判はあるかもしれない。その一方、日本での生活が長く日本で自分の将来を切り開いていこうとしている若いクルド人にスポットを当てることで、対立関係だけに捉われない視野を提供している。

https://forbesjapan.com/articles/detai...
埼玉県川口・蕨のクルド人への排斥激化で市民が県に要望 「ヘイト規制の差別禁止条例を」 名無し 04/30 4283787
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石橋学・『神奈川新聞』記者

 埼玉県南部の川口市や蕨市に多く暮らすクルド人を排斥するヘイトスピーチが激化している。インターネット上の書き込みだけでなく、町中で「日本から出て行け」と叫ぶデモまでが頻繁に行なわれるようになった。危機感を募らせる市民は「埼玉から差別をなくす会」を結成。県や市にヘイトスピーチを規制する差別禁止条例を求める運動に立ち上がった。マイノリティと共に生きる「私たちのまち」を守るために、だ。

「特定の属性の住民を排除する言葉が広がり、脅威を感じている。近所では外で遊ぶ一部の子どもたちを見かけなくなり、仕事以外で外出を控えるようになった友人もいる。いじめに遭い、学校で孤立している子どもたちの話も聞く。一部の住民の生活に大きな不安や支障が出ている状況だ」

 4月3日、県庁での記者会見で窮状を訴えたのは川口市民で同会の世話人の一人、折茂あいさんだ。
無題 名無し 04/30 4283789
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 県内のクルド人ヘイトは昨年夏ごろにSNSで火がついた。そこに日の丸街宣倶楽部や日本第一党といったレイシストグループが便乗し、川口駅や蕨駅の周辺でデモと街宣を繰り返すようになった。

 川口市は外国籍住民が約4万人と、全国で最も多い市区町村の一つ。映画『キューポラのある街』で描かれたように、在日コリアンをはじめとする外国人労働者が、街の発展を下支えしてきた。「STOP HATE 川口・蕨」のメンバーでもある折茂さんは次のように語った。

「多様なバックグラウンドを持つ人々が生活している川口を誇りに思っている。認識の違いから生じるトラブルはどの社会でも起こるものだ。私たち住民や行政、警察など多くの人々が解決策を模索し、住みよいまちづくりがなされてきた。こんないい地域に外から住民を分断する言葉や行為が持ち込まれ、不安が募っている」

 地域で共に暮らすクルド人が差別されている。それはマイノリティを含めた「私たち」への攻撃を意味する。行政を筆頭に地域ぐるみで差別主義者と対峙すべきであり、その旗印が差別禁止・へイト規制条例だ、ということになる。
無題 名無し 04/30 4283790
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 同じく世話人でさいたま市民の中島麻由子さんも「クルドの問題ではなく、元々日本にあった排外主義の問題だ。市民社会がヘイトスピーチに対抗する力を持ってこなかったことや、行政が対応してこなかったことに問題がある」と強調した。

・川崎では条例で抑止効果

 在日コリアンを標的にしたヘイトデモが繰り返された川崎市では2019年、ヘイトスピーチに刑事罰を科す条例が全国に先駆けて成立した。ヘイト団体の活動が下火になる抑止効果が証明されており、会では先行自治体を参考にしながら県や川口市、蕨市に条例の制定を働きかけていくという。

 折しも大野元裕・埼玉県知事は3月28日の定例記者会見で見解を問われ「ヘイトスピーチは地域社会から徹底して排除されなければならない」と述べた。そう言うのであれば防ぐ手だてとなる規制条例をつくらなければ辻褄が合わない。中島さんは「知事は『日本一暮らしやすい埼玉』をスローガンに掲げるが、ヘイトがあって暮らしやすくない人が現にいる。外国人を含むマイノリティがこぼれ落ちていいのか」と念を押す。
無題 名無し 04/30 4283791
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 だが県内のヘイトデモや差別街宣の現場では、警備に当たる警察官がレイシストに抗議する市民を「ザコども」と侮辱したり、差別街宣の後片付けを手伝ったりする姿が確認されている。「差別に肩入れするような県警の態度がヘイト団体の活動を招いている」と中島さんは言う。規範の欠如がこうした振る舞いを許しているともいえ、ヘイトスピーチを犯罪と定めたうえで行政として差別に厳しい姿勢を示す罰則条例の必要性が、ここにも表れている。

「川口の未来を創る市民の会」の武内暁さんは会見で「必要なのは治安強化ではなく共生。ヘイトスピーチは表現の自由ではなく、外国人と一緒に地域を作っていくために必要な禁止条例の制定を目指していく」と力を込めて語った。

https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/...

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