長谷川氏は報道記事を引用し、「日テレ謝罪。まだこんなバカげた編集マジックが行われているのか」と言及。「ようは、インタビュー当事者に対する別の質問の回答を引用し、さも『カラスを食べる』と発言したかのよう意図的にでっち上げる」と解説し「悪質にもほどがある」と批判した。

この投稿に、フォロワーからも「この国籍まで使う悪質な印象操作」「こういうので誤った価値観や偏見を生むと思います」といった同局への批判の声が寄せられ、長谷川氏は返信する形で「『オモシロ』を追求するあまり、結果、排外主義にも繋がります。局としての自覚がなさすぎます」と苦言を呈した。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202503280000383.html

　エジプト出身のタレント・フィフィ（49）が28日に自身のX（旧ツイッター）を更新。日本テレビ「月曜から夜ふかし」の“意図的編集”について言及した。

　日本テレビは27日までに、同番組の内容について番組公式サイトで謝罪した。街頭インタビューした中国出身の女性が日本語で「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね」と話した後、「みんな食べてるから少ないです」などと続ける模様が放送された。

　しかし実際は「中国ではカラスを食べる」という趣旨の発言をした事実はなく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集したものだと同局は説明した。同局は「来週は予定通り放送します」としている。

　この件について、フィフィは「月曜から夜ふかしの件、この番組に限らず、どうせ外国人の映像には面白おかしく適当な吹き替えを当ててるじゃないの？って思うことがあったから、やっぱりなって感じ…ステレオタイプはこうしてメディアによって植え付けられていく」とコメントしていた。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/03/28/kiji/20250328s00041000189000c.html

　日本テレビが２７日、３月２４日放送の「月曜から夜ふかし」で放送した、中国出身女性に対する街頭インタビューに関して、謝罪文を掲出した。

　女性が「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね」と話した後に、「みんな食べてるから少ないです」「とにかく煮込んで食べて終わり」と発言していたが、「実際には女性が『中国ではカラスを食べる』という趣旨の発言をした事実は一切なく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました」と明らかにした。

　【３月２４日の放送ＶＴＲ】

　「この春上京する人へのアドバイスを聞いてみた件」として、地方や外国出身者に街頭インタビューした中で、「中国・広州からきたお姉さん」として中国出身女性をインタビューした。

　女性は、かなり流ちょうな日本語で、「去年の３月うちのバルコニーに、カラスが来て、ハンガーをもっていったのを見て、それからは外で乾かさないです」と語り、スマホで写真を提示。ベランダの欄干の上でカラスが洗濯物を干すハンガーをくちばしでついばんでおり「これ写真、このまま持っていかれたんです」と語った。

　テロップで「東京はカラスに注意」と表示され、再びインタビューへ。

　女性は「あんまり中国カラス飛んでるのがいないですね」と語った。

　その後に、インタビュー場所などは同じ構図で、女性が「みんな食べてるから少ないし」と語っている別カットと、さらに「とにかく煮込んで食べて終わり」と語っているカットが続けて放送され、大きな「笑い声」は入り、画面右下で「※中国全域ではありません」とお断りテロップが表示された。

　映像からは、女性が終始「中国ではカラスを食べる」旨の発言をしているように受け取れる。

　【日本テレビの謝罪文】

　２０２５年３月２４日放送「月曜から夜ふかし」の『この春上京する人へのアドバイスを聞いてみた件』企画の街頭インタビューで、中国出身の女性のエピソードを放送しました。

放送では「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね」という話の後、「みんな食べてるから少ないです」「とにかく煮込んで食べて終わり」といった女性の発言がありましたが、実際には女性が「中国ではカラスを食べる」という趣旨の発言をした事実は一切なく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました。

今回の件は、テレビメディアとして決してあってはならない行為であり、

取材に協力いただいた女性ご本人並びに視聴者の皆様に心からお詫び申し上げます。

また、制作プロセスを徹底的に見直し、再発防止に努めてまいります。

この度は大変申し訳ございませんでした。

https://www.daily.co.jp/gossip/2025/03/27/0018801843.shtml

マツコ・デラックスがMCを務める人気番組『月曜から夜ふかし』が、「中国人はカラスを食べる」という街頭インタビューを捏造し大炎上。単なる“ヤラセ”や“仕込み”では説明できない不祥事に、業界内では番組打ち切り観測が広がっている。

・『月曜から夜ふかし』が中国人女性の発言を捏造

マツコ・デラックスと村上信五がMCを務める『月曜から夜ふかし』（日本テレビ）が、番組打ち切りのピンチに陥っている。

問題は24日放送の「この春上京する人へのアドバイスを聞いてみた件」で起こった。東京暮らしの注意点を街行く人々にインタビューする企画。中国人女性からのアドバイスとして「東京はカラスに注意」という内容を紹介した。

この女性は、「自宅のバルコニーにカラスがやってきて、ハンガーを持っていってしまった。それからはもう外で（洗濯物を）乾かさないようにしている」という旨のエピソードを披露。ところが番組では、女性が別の質問に答えた際の内容を恣意的に編集し、「あんまり中国にカラスは飛んでいない」「みんな食べてるから少ない」「煮込んで食べて終わり」という発言を付け加えて放送した。

女性は実際には、カラスの多さに驚いてしまったという“上京あるある”を回答したにすぎず、「中国人はカラスを食べる」という趣旨の発言はしていなかった。日本テレビはインタビューの捏造を謝罪しているが、いまだ炎上が止む気配はない。

この放送をリアタイで見ていたというエンタメ系ライターが説明する。

「上記の動画は予告ですが、この内容そのままがオンエアされました。“中国ではカラスを煮込んで食べる”のくだりは、ものすごい偏見ネタをサラッとぶち込んでくるなあと、目がテンになりましたよ。ただ、スタジオではマツコさんをはじめ、みなさん笑っていますし、えっ世間的にはそういう感覚なの？マジで？と動揺しました。ただ冷静に考えて、こんな外国人差別を助長する内容が許されるわけはありません。案の定、大炎上してしまいましたね」（エンタメ系ライター）

・夜ふかしのインタビューは全部ウソだった？広がる疑念

日テレは全面的に非を認め、「テレビメディアとして決してあってはならない行為」として謝罪したが、そもそもなぜこんなトラブルが起こってしまうのか？

https://www.mag2.com/p/news/640368

日本テレビのバラエティー番組『月曜から夜ふかし』で不適切な編集の街頭インタビューが放送されたことについて、福田博之社長は31日の定例会見で「（担当ディレクターが）とにかく面白いものにしたいという思いで意図的に編集したことが原因」として謝罪した。

番組では、中国人の多くがカラスを食用にすると中国人女性が発言したかのように放送。福田氏は「（実際の）発言とは全く異なる内容になってしまった。演出の範囲を超えており、あってはならないこと」と述べた。

福田氏によると、ディレクターは事実と違う編集をしていることを認識。放送前にビデオを確認したプロデューサーらは気付かなかったという。番組の打ち切りについては「楽しみにしている視聴者もいる」などとして否定した。

https://www.sankei.com/article/20250331-AITCOEDD3ZPFTFGBUPFT6OXR2U/

　日本テレビの定例社長会見が３１日、都内の同局で行われ、「月曜から夜ふかし」での中国出身女性に対する街頭インタビューの捏造問題に関して、日本テレビの福田博之社長が、「演出の範囲を超えており、あってはならないこと。申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪した。また、事件発覚の経緯と詳細も説明した。

　同局は３月２４日放送の「月曜から夜ふかし」で放送した、中国出身女性に対する街頭インタビューに関して２７日までに謝罪文を掲出した。女性の「カラス」を巡る話題について、「放送された趣旨の発言をした事実は一切なく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました」と明らかにした。

　捏造は番組スタッフが中国で話題になっていることに気付いたという。女性とは２５日に面会。福田社長は「われわれとしては寄り添って、なるべくこの案件が彼女の意図していないところで話題になるのをどれだけ止められるか。毎日コンタクトをとって真摯（しんし）に向き合っております」とした。

　さらに、問題の編集を行ったのは約１年半、番組に関わっている企画担当の男性ディレクターで、「フリーランスでお仕事されているディレクター」と明かした。「ディレクター本人が『撮ったものをより面白くしたい』と自分の判断で編集した。そこに他の人間の意思は介在しておりません」と説明。本人は「誤っていたと深く反省しています」ともした。さらに「月曜から夜ふかしで再び仕事をすることはない」とした。

　編集後は、同局の社員が必ずチェックしているというが、福田社長は「今回はそれを問題点として確認できなかった」という。「プロデューサー、他の演出も下見をしているんですが、不適切な編集があったことには気付かなかった。そうならないような対策を検討したい」と説明。問題発覚後から休止している街頭インタビューは「再発防止が１００パーセントできるとなってから再開する」と強調した。

https://www.daily.co.jp/gossip/2025/03/31/0018816558.shtml