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ゼレンスキー大統領の心理状態と戦争の行方Name名無し25/03/29(土)19:31:20 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4365614+ 4月23日頃消えます
興味深いゼレンスキー大統領のインタビューを見た。「プーチン大統領が恐れているのは何か」と問われ、ゼレンスキー大統領は、「ロシア社会の不安定化だ」、と答えた。さらに、「自身の権力を失うことだ」、と付け加えた。そのうえで、「彼もそのうち死ぬだろう。それは事実だ。その時、すべてが終わる」と述べ、そして「自分はプーチンより若い」と強調し、「プーチンよりも自分に賭けたほうがいい」と言って笑ったのである。

非常に興味深い発言である。

第一に、戦時中の大統領の孤独の描写が興味深い。国家の最高権力者として、数万人単位の死傷者を出している戦争の戦場に、次々と国家の有為な人材を動員して送り込む職務を遂行しなければならない。果たしてどこまで社会が成り立っていくのか。もし人々が自分に反旗を翻したらどうするのか。強烈な不安があるだろう。

ゼレンスキー大統領の命令で、ロシア軍が攻撃してもいない場所でロシア領クルスク州にウクライナ軍が侵攻した。その結果、クルスク戦線だけでウクライナ側に7万人とも言われる戦死者が出たとされる。
1無題Name名無し 25/03/29(土)19:32:01 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4365615+
大統領の命令は、われわれが日常生活で経験しているようなものとは全く違う重たさを持っている。

ゼレンスキー大統領は、最近は、ほとんどクルスクについて語っていない。撤退が始まり、それがほぼ完遂した今も、ほとんど語っていない。侵攻作戦開始時には、毎日のようにクルスクについて語っていたにもかかわらず。どのような心理状態だろうか。

もちろんゼレンスキー大統領は、プーチン大統領は不安を持っている、と断定しているだけである。自分にはあてはまらない、自分には何も不安はない、といわんばかりの態度をとっている。だが、今のウクライナで大統領職を務めていて、何も心理的負担を感じない人間などが存在しうるだろうか。いずれにせよ、ゼレンスキー大統領は、「大統領の心理」を、非常に気にしている。

米国のトランプ大統領が、ゼレンスキー大統領を「選挙のない独裁者」と呼んだとき、ゼレンスキー大統領は、猛烈に感情的な反応をした。
2無題Name名無し 25/03/29(土)19:32:33 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4365616+
「自分は圧倒的多数の国民の支持を得ている」、と主張した。したがって公式には、あるいは主観的には、自分は国民の支持を得ているが、プーチン大統領は持っていない、ということになっている、あるいはそう信じている。

だが、見る人によっては、反対の印象を抱く場合もあるだろう。つまり、選挙で信任を得ているので、時々の世論調査の結果はあまり気にせず、代わりに「ゼレンスキー大統領は選挙をやっても本当に勝てるのか」とつぶやくプーチン大統領とトランプ大統領のほうが、むしろ余裕がある、と感じる人も、少なくないだろう。

ゼレンスキー大統領は、選挙を無期延期にしているだけに、日々、世論調査の結果を気にしなければならない。「自分はプーチンより人気がある」ということを、いささか素直すぎる表現で、自ら、主張し続けなければならない。独特の心理状態にあると思われる。

第二に、国家間の戦争を、二人の大統領の決闘として捉えている度合いが非常に高い。

https://agora-web.jp/archives/250328202025.html
3プーチン大統領の観測気球と停戦の行方Name名無し 25/03/30(日)17:19:17 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4365766+
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領が任期終了後も選挙を延期していることを、繰り返し揶揄している。そして、ゼレンスキー大統領には正当性がないので、本格的な和平合意はウクライナで選挙が行われた後の新指導部との間で取り交わすことになる、と発言してきている。

これについて広範な感情的な反発がある。それはともかく、実はウクライナ側もロシアの現指導部との直接交渉を法律で禁止している事情がある。ロシアとウクライナは、相互に直接交渉を嫌っているわけである。

そのためアメリカが仲裁者としてそれぞれと個別の交渉を繰り返している。なぜアメリカは個別交渉ばかりを繰り返すのか、といった声もあるが、ロシアとウクライナが直接交渉を拒絶しているから、というのが公式の答えになる。

漠然と、最後の最後になったら、直接交渉が行われるのではないか、というイメージが持たれている場合があるが、必ずしもそれは絶対ではない。
4無題Name名無し 25/03/30(日)17:19:55 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4365767+
少なくとも、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の直接交渉が発生する可能性は低い。このままアメリカが間に入った個別交渉の積み重ねの末に、一定の合意が果たされる可能性もあると思われる。

この流れの中で、仲裁者アメリカと紛争当事者の二カ国のそれぞれの大統領が、メディア対応やSNSでの発信を通じて、交渉に影響を与える発言をする、という場面が多々見られてきている。三者三様のやり方で、様々な思惑を感じさせる発言をしてきている。

プーチン大統領は3月27日の発言で、国連の暫定統治をウクライナに導入して選挙を実施したらどうか、という案を披露した。おなじみのゼレンスキー大統領には正当性がないという主張の延長線上の発言である。これにはウクライナや欧州各国の指導者のみならず、国連事務総長も、否定的な発言で反応した。すでに存在している主権国家の頭越しに国連が暫定統治を導入した事例はない。脱植民地化の過程で、国家内部の特定地域の地位確定のための暫定期間に、国連が一定の統治機能の肩代わりをしたことがあるのが基本だ。

https://agora-web.jp/archives/250329115837.html

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