HYBEとミン前代表の抗争が続く中、NewJeansは9月にも緊急ライブをYouTubeで行い、ミン前代表の復帰を訴えたが、受け入れられず、11月13日には、内容証明をADORへ送っていた。

この内容証明では、ミン氏の代表復帰を再び要求し、HYBE社内のレポートに書かれた「NewJeansを捨てて新しいグループを作ればいい」という内容についての確認と処置、そしてメンバーのハニが、HYBEの別グループのマネジャーから挨拶を無視しろと言われたことへの正式な謝罪など6つの事項について是正されなければ専属契約を解約するとしていた。

しかし、11月20日にはミン前代表が自らADORを退社。前例通り、NewJeansも続いてADORを去るだろうとみられていた。この時点では、その手段は、過去にもあった事例のようにNewJeansが専属契約効力停止の仮処分申請を裁判所に提出することになるとの見方が多かった。ところが、契約解約を通告するという、まさかの展開となった。

https://toyokeizai.net/articles/-/843924

　大型K―POPコンサート「ユートフェスト（UTO　FEST）2024　in　沖縄」が、12月7、8の2日間、沖縄セルラースタジアム那覇で開かれる。主催する運営会社「UTO　ENTERTAINMENT」は日韓の文化交流を目的に、今年は福岡と横浜でもフェストを開催してきた。同社担当者は沖縄で開催する意義について、「音楽には、言語の壁や文化の違い、個々の経験を超える特別な力がある。人々の感情を動かし、心を一つにし、さまざまな背景を持つ人々の間に絆を生む力があると信じています」と指摘する。琉球新報の質問に対するコメントをまとめた。

■日韓両国の若い世代が互いの文化を理解

　フェストには、4人組ガールズグループ「aespa」、沖縄出身のカズタがリーダーを務める「n.SSign」、「SUPER　JUNIOR」のユニットから「SUPER　JUNIOR―L.S.S.」と「SUPER　JUNIOR―K.R.Y.」など、日本でも人気の8組が出演する。

　これまで、県外で開催してきたイベントの成果について「音楽を通じて日本と韓国の人々の心がつながった」「特に、日韓両国の若い世代が互いの文化を理解し、共感するきっかけを作れたことは本当に意味のあることだと思います」と振り返った。

■沖縄から世界に、思いやりと共感をつなぐ

　沖縄公演は「日韓国交正常化60周年を1カ月後に控え、特別な意味を持つ」という。「沖縄は日本の中でも独特な歴史を持つ地域であり、日本でありながら日本ではなかなか味わえないような多様な文化が共存する場所でもある。沖縄でユートフェストを開催することは、日韓関係だけでなく地域と世界をつなぐという大きな意義があります」と強調した。

　「沖縄が持つ『和合』と『交流』の象徴的な意味を活かし、より大きな文化的な波紋を広げたいです。音楽という文化を通じて日韓国交正常化60周年という両国の友好を祝うとともに、新たな60年への一歩を共に踏み出すことを願っています」と日韓関係のさらなる発展に希望をはせた。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3699820.html

書籍「K-POPはなぜマイノリティを惹きつけるのか クィアとアイドルの交差するところ」が河出書房新社より刊行された。

クィアとセクシュアリティをテーマに、多彩なジャンルで執筆活動を行うヨン・ヘウォンが著者を務める本書は、世界中を席巻するK-POPの魅力を「クィア」という切り口で読み解く全296ページの評論集。社会学、フェミニズム、日本文化の研究者から小説家、活動家、ライターまで、さまざまな視点からK-POPの魅力を紐解く論考やエッセイ全12本が収録されている。

帯コメントは作家の松田青子が担当。「MAMAMOOに恋をした日のことを思い出した。すべてのページで胸が熱くなり、時に涙を流した。K-POPを『あそぶ』ことで自らのアイデンティティに出会い、救われてきた人たちに捧ぐ、愛と痛みと喜びの記録」と記されている。

https://natalie.mu/music/news/602065