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最近のマーク・ザッカーバーグとテック企業文化について 5Name名無し25/02/02(日)21:24:06 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353825+ 2月24日頃消えます
別の場所でニューヨーク・タイムズ(NYT)の話題紹介を書いているんですが、この記事を書くにあたり、ジョー・ローガンのポッドキャストでメタ社長マーク・ザッカーバーグがゲスト出演した回を見ました。2時間以上にわたるポッドキャストは、きほん格闘技の話で盛り上がってましたが、ゲストがゲストなのでテクノロジーや政治の話もてんこもり。ホストのローガンさん、格闘技の人なのに頭よさそう(←超失礼)。どんな話題にでもついていける銀座のママみたい。

ザッカーバーグがテック企業文化について「去勢された感がある」という面白い表現をしていたので、自称エスノグラファーである私が現地参与観察に基づく感想を述べます。

テック企業老舗の誕生秘話に多いのが、「大学の工学部で知り合ったオタク友達が実家のガレージを拠点に起業した」ってやつ。テクノロジー業界は、もともと女子に「きゃー男らしい」とチヤホヤされない男たちによって創られてきたのです。イーロン・マスクを見てもわかるでしょう?
1無題Name名無し 25/02/02(日)21:24:33 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353826+
こっちの記事にも書きましたが、サイバートラックに乗っているタイプは「友達少なくて自己主張強くてカッコいいと思われたくて仕方がない白人男性」らしいです。

2000年代に入る直前、カナダの某ハイテク企業が成長過程だった時代に、私はエンジニアの集団と一緒に仕事をしていました。2階建ての自社ビルを建てたばかり、という勢いのある時期でねえ、2階はエンジニアの巣(開発部)、1階は営業マーケティング総務と、生息地がはっきり分かれていました。私は2階にいたんですが、体育会系男子(営業部)と華やかなおねえさんたち(マーケティング部)が暮らす1階の文化圏は、それはもう眩しく見えたものです。

ザッカーバーグは「去勢された感」って言ってましたが、「された」も何も、タマ抜きしないと何をしでかすかわからない凶暴なオス(トランプみたいな)って、もともと開発部にはいないタイプなんですよ。1階の営業部にはいたけどね。
2無題Name名無し 25/02/02(日)21:25:04 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353827+
テック業界は創設者にマッチョマンが少ない社会だったので、その後#MeTooの時代に至る「女が強い文化」を後押しする素地がありました。20世紀末期のある年の瀬、「男性限定クリスマスパーティー」と称して2階のエンジニアたちがレストランを借り切り、ストリッパーを呼んでどんちゃん騒ぎをしたことがありました。これが人事部長(女性)の知るところとなり、男子らは厳重なお叱りを受けたようです。根が素直なオタク男子たちは、1階のおねえさんたちに顰蹙を買うようなことをしてはならないと学び、ザッカーバーグのいう「タマを抜かれた状態」になっていきます。

あれから20年以上の年月が過ぎました。#MeTooが鎮火し、かつてボコられ憤死したはずの肉食系セクハラオヤジたちが極右台頭の声を聞き次々に蘇る中、「撃たれたトランプかっこいい」だの「格闘技で男らしく強くなりたい」だの言ってるザッカーバーグは、非モテの高みを目指しておるのか?と思わせます。
3無題Name名無し 25/02/02(日)21:26:12 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353828+
当然ですがオタク萌え女子にはそっぽ向かれますし、マッチョが好きな伝統的女子は、ボス猿トランプに媚びてトランスジェンダー用のタンポン取り上げちゃうようなエセマッチョは男として三流、としか思わないし。

「容赦なく相手を叩きのめす男らしさ」が報われる格闘技の世界で自己表現してます、というザッカーバーグ。NYTのコメント欄では「マーシャルアーツの精神を何もわかっておらん」とセンセイたちにお叱りを受けていました。どこまでもカッコ悪いキミへの応援歌を歌いたくなってしまったよ、テック企業のオタク男子たちと青春を共にしたおばさんとしては。

https://note.com/canadienne/n/nb34c811914f3
4メタ社長のマーク・ザッカーバーグ、ジョー・ローガンの格闘技ポッドキャストにゲスト出演Name名無し 25/02/02(日)21:26:49 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353829+
メタ社長のマーク・ザッカーバーグが、ジョー・ローガンの格闘技ポッドキャストにゲスト出演した。

柔術を習っているというザッカーバーグ。ローガンと格闘技の話で盛り上る中で、テクノロジー企業の経営と「男性性」についても話が弾んでいた。ザッカーバーグによると、最近の社会は「去勢された感」があるという。いわゆる男らしさは敬遠され、経営者が攻撃的な態度を見せたりしたら顰蹙されるが、格闘技では相手を打ち負かす「容赦なさ」が求められる。男性としてのパワーを発揮できる柔術の中に、ザッカーバーグは自己表現の場を見出しているという。

格闘技トーク以外にも、最近のメタの動向、特にファクトチェックや投稿監視など、「言論の自由」についてのやりとりがあった。パンデミック時に、バイデン政権がFacebook社員に対して言論統制を行ったという話は興味深く、事実ならば言論の自由を希求する人間として憤りを感じる。言論の自由という原則に立ち戻るべく、今後メタは投稿内容の管理をしないという。
5無題Name名無し 25/02/02(日)21:27:05 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353830+
しかし、最近のザッカーバーグの行動は、彼が語る「言論の自由」や「男らしさ」と一致していない。全体主義の国に育った人間として、有力者の言葉よりも行動をよく見ておくべき、と警告しよう。

例えばメタでは、これまでトランスジェンダー社員用に男性トイレにも常備してあったタンポンを、今後は置かないことにしたそうだ。格闘技が大好きな強い男は、タンポンが視界に入ってくることに耐えられないらしい。メタはまた、トランスジェンダーのテーマカラーをFacebookメッセンジャーアプリの壁紙として使えないようにした。たいした「言論の自由」ではないか。

ザッカーバーグのこうした行動は、トランスジェンダーが大嫌いなトランプへの忖度だろう。民主党の時代に比べると、かなりの変節だ。かつてザッカーバーグは、Facebookがフェイクニュースの拡散に寄与してしまったと謝罪し、2021年の議事堂襲撃事件の直後には、トランプをFacebook出禁にしている。トランプ&マスクの時代が到来するや「フェイク、中傷なんでもあり」派に与することに決めたようだ。
6無題Name名無し 25/02/02(日)21:27:33 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353831+
ファクトチェックや投稿監視は、Facebookのような巨大なプラットフォームでは、確かに大変な作業には違いない。しかし「大変だから」「間違いも起こるから」がやらない理由になるのか?スクロール中毒を起こすフェイクニュースや中傷コンテンツを野放しにすれば、メタはそれだけ儲かるという事実についても、ザッカーバーグはあえて何もコメントしていない。

トランプがザッカーバーグを投獄すると脅した件についてはどうなのか?プラットフォームのオーナーに対する脅しこそ、言論の自由に対する攻撃ではないのか?ポッドキャストの中で何か言ってくれるだろうと楽しみにしていたが、その件についてはザッカーバーグもローガンも沈黙し、ひたすらトランプを讃えるのみ。
7無題Name名無し 25/02/02(日)21:27:50 IP:221.112.*(ucom.ne.jp)No.4353832+
「アメリカが勝つ」方向に国を導くであろうトランプは、メタというアメリカ籍企業に対する攻撃(欧州の反トラスト訴訟など)から自分たちを守ってくれるだろう、と期待するザッカーバーグ。格闘技を習い、強い男になりたい経営者が、権力者に媚びて風見鶏を決め込むとどんな恩恵があるのか。お手並み拝見といこう。

https://www.nytimes.com/2025/01/15/opinion/mark-zuckerberg-donald-trump.html

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