「財務官僚は増税すれば出世できるから、財務官僚は増税のために躍起になり、その結果、不況時にも増税するといった経済学のセオリーに反する悪政を政治家が強いられている」だとか「国税庁が財務省管轄にあることによって、財務省に批判的な政治家は税務調査で罪をでっち上げられ潰される」といった主張は、Qアノンやフリーメイソンの陰謀で世界が支配されているといった主張と同じように見える。

もちろん、実際のところ、どこまで財務省悪玉論が正しいかはわからない。財務省解体を訴える人々の願い通り、財務省と歳入庁を切り離すことに成功したとして、その後、「財務省さん・・・あなたはもう用済みです」と、拍手をしながら真のラスボスが登場する可能性だってあるわけだ（そっちの方が陰謀論じみているのだけれど・・・）。

とはいえ、陰謀論がバカっぽく見えることは陰謀が存在しないことを意味しないことも、僕たちは弁えるべきであろう。とくに、財務省解体論は、財務省というシステムに向けられた批判であることは念頭に置いておいて損はない。

https://note.com/kaduma/n/n8f0380bf0c18

最近盛り上がっているみたいですが、違和感もあって徒然なるままに対話してみました🤔

🙋‍♀️財務省解体を主張している方々はどのような方々ですか🤔？

🧑‍🏫財務省解体を主張している人々は、特定の政治的立場やイデオロギーに縛られず、多様な背景を持つ人々で構成されています。主に以下のようなグループや個人が目立ちます。

まず、政治家や評論家の中には、財務省の権限が強すぎることや、財政政策が硬直的であると考える人々がいます。彼らは、財務省が予算編成や税制を一手に握ることで、政治家や国民の意向が反映されにくいと批判します。例えば、減税や大胆な財政出動を求める声があっても、財務省が「財政健全化」を理由に抵抗する姿勢に不満を抱くケースがよく見られます。国民民主党の玉木雄一郎代表のような政治家は、消費減税や控除の見直しを主張する中で、財務省との対立が話題になることがあります。

次に、一般市民やネット上の声も大きな勢力です。特に2024年の衆院選後、XなどのSNSで「財務省解体」という言葉が急増しました。これは、国民が税負担や生活苦を感じる中で、財務省がそれを解決するどころか、むしろ増税や緊縮路線を推し進めていると見なされているからです。例えば、2025年1月末に東京で行われた「財務省解体デモ」には、学生、主婦、自営業者、サラリーマンなど、幅広い層が参加したとされています。彼らは「税金を搾り取られ、未来に希望が持てない」という感情を共有しています。

また、経済学者やジャーナリストの中にも、財務省の構造自体を見直すべきだと主張する人がいます。たとえば、財務省を「ザイム真理教」と揶揄し、国債発行を過度に恐れる姿勢や、天下りなどの利権構造を問題視する意見が聞かれます。こうした人々は、具体的には国税庁の分離や予算編成権の移管を提案し、財務省の権力を分散させるべきだと考えています。

https://note.com/tama_cbr/n/n5a9d80b48d59