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東京の下町、台東区蔵前で78年続く薬局の3代目です。日々、地域の方に処方箋調剤やセルフケア、セルフメディケーションを提供しています。そんな業務を通して感じていること、薬剤師から皆様に知っておいていただきたいことなどを発信したいと思います。
・患者希望で先発品を使うと割高に
昨年末から3月にかけて大きな議論を呼んだのが、高額療養費制度の負担上限額引き上げの問題でした。二転三転した後、見送りが決まりましたが、一連の騒動は社会の高齢化や医薬品の高価格化によって国民医療費が増大し、医療保険財政が行き詰まりつつある現状を改めて実感させました。
皆さんの身近な存在である街中の保険薬局でも、国民医療費の抑制を目的とした制度改革が導入されています。その一つが2024年10月1日から始まった長期収載品の選定療養制度です。
長期収載品とは、同じ成分の後発医薬品(ジェネリック医薬品)が登場している先発医薬品を指します。
https://medical.mainichi.jp/articles/20250331/mmd/00m/414/015000c